2017年 02月 24日
よそさまの断熱仕様 |
私も今年の夏で32歳になります。
30代ってのはやはり、住宅購入を真剣に考える時期のようで、
同級生たちがどんどん家を持ち始めました。
昔からの付き合いの中で、お仕事を頂くこともあります。
「小幡のところ、なんか良さそうだからヨロシク」と。
大変ありがたい話ですね。
そんな話とは別に、
「よその工務店で家建てるんだけど、ちょっと相談のってくれない?」
という(虫のいい?)話が結構あります。
別にいいよ!友達だし!
で、他社の図面や見積書を見る機会があるわけです。
デザインが得意な会社、ローコストな会社、色々あり、
自分とは違う価値観で設計されていてオモシロイ。
自社よりも優れているとか、劣っているとか、
そこはどうでもよくて、
友人のために何かアドバイスが出来ればいいなという気持ち。
そんな感じで図面や見積書を眺めると、
いつも目に付くのはやっぱり温熱性能なんですね。
昨晩の実話を出しましょう。
友人と居酒屋にて。
まず図面と見積書を見て一言。
「安いな!!」
いわゆるローコスト価格帯に属する住宅で、
ダイキョーが同規模のものを建てたらまず不可能な価格。
まずは価格の安さに驚きます。
間取りやデザインなんかは個人の好みだし、特にコメントは無し。
しかし、断熱の仕様に関してはしっかりと本音を言いましたよ!
酔っ払いの記憶が正しければ下記のような構成でした
天井:ロックウールマット 105mm厚
壁:ロックウールマット 77mm厚
床:PSF 50mm厚
窓:アルミサッシ+ペアガラス
換気:第三種換気(非熱交換)
「価格を考えればそんなもんだろう」という気もするし、
その建築屋さんを批判するつもりもありません。が、
もうちょっと頑張ってほしい気持ちがおさまらない。
まずは窓。費用対効果の高い部分から手を付ける。
YKKならAPW330、LIXILならサーモスX、ペアガラスでいいから。
次に壁と天井。薄い!!
せっかく柱の内法が105mmあるんだから、
105mm厚の断熱材を入れてあげて欲しい。
繊維系断熱材の施工に不安があるのならば
アクアフォームのような現場発泡のウレタン断熱材も良い。
床の断熱材もできればもう少し厚く。
換気はまぁ、、、そのままでよしとしましょう。
これらをやるだけでQ値2.0W以下はいけるはず。
冷暖房時の体感もかなり良くなり、省エネ性も高まるでしょう。
気密測定なんてやらないだろうけど、
出来ればC値1.0以下でお願いします。
建築屋さんの仕入れの都合もあるだろうから、
どこまでコストアップするかはわかりませんが、
ぜひ頑張って欲しい。
末永く快適に住みたいのならば、断熱はしっかりと。
30代ってのはやはり、住宅購入を真剣に考える時期のようで、
同級生たちがどんどん家を持ち始めました。
昔からの付き合いの中で、お仕事を頂くこともあります。
「小幡のところ、なんか良さそうだからヨロシク」と。
大変ありがたい話ですね。
そんな話とは別に、
「よその工務店で家建てるんだけど、ちょっと相談のってくれない?」
という(虫のいい?)話が結構あります。
別にいいよ!友達だし!
で、他社の図面や見積書を見る機会があるわけです。
デザインが得意な会社、ローコストな会社、色々あり、
自分とは違う価値観で設計されていてオモシロイ。
自社よりも優れているとか、劣っているとか、
そこはどうでもよくて、
友人のために何かアドバイスが出来ればいいなという気持ち。
そんな感じで図面や見積書を眺めると、
いつも目に付くのはやっぱり温熱性能なんですね。
昨晩の実話を出しましょう。
友人と居酒屋にて。
まず図面と見積書を見て一言。
「安いな!!」
いわゆるローコスト価格帯に属する住宅で、
ダイキョーが同規模のものを建てたらまず不可能な価格。
まずは価格の安さに驚きます。
間取りやデザインなんかは個人の好みだし、特にコメントは無し。
しかし、断熱の仕様に関してはしっかりと本音を言いましたよ!
酔っ払いの記憶が正しければ下記のような構成でした
天井:ロックウールマット 105mm厚
壁:ロックウールマット 77mm厚
床:PSF 50mm厚
窓:アルミサッシ+ペアガラス
換気:第三種換気(非熱交換)
「価格を考えればそんなもんだろう」という気もするし、
その建築屋さんを批判するつもりもありません。が、
もうちょっと頑張ってほしい気持ちがおさまらない。
まずは窓。費用対効果の高い部分から手を付ける。
YKKならAPW330、LIXILならサーモスX、ペアガラスでいいから。
次に壁と天井。薄い!!
せっかく柱の内法が105mmあるんだから、
105mm厚の断熱材を入れてあげて欲しい。
繊維系断熱材の施工に不安があるのならば
アクアフォームのような現場発泡のウレタン断熱材も良い。
床の断熱材もできればもう少し厚く。
換気はまぁ、、、そのままでよしとしましょう。
これらをやるだけでQ値2.0W以下はいけるはず。
冷暖房時の体感もかなり良くなり、省エネ性も高まるでしょう。
気密測定なんてやらないだろうけど、
出来ればC値1.0以下でお願いします。
建築屋さんの仕入れの都合もあるだろうから、
どこまでコストアップするかはわかりませんが、
ぜひ頑張って欲しい。
末永く快適に住みたいのならば、断熱はしっかりと。
by daikyokenko
| 2017-02-24 10:54
| 外皮性能